はじまりの日々

「少ないモノで豊かに暮らす」へ向かう日々の足跡

迷いがちな人は塗り絵が良いかもしれない

今日は息子の幼稚園卒園式でした。

全員マスク着用、椅子も間隔を開けて並べられ、

時間も短縮されて、行われました。

短縮版でも、無事に卒園式があり、本当に良かったです。

 

モンテッソーリ教育の幼稚園に通って良かったことは、

「子ども自身が選ぶこと」が尊重されていたことでした。

毎日のお仕事も、好きなことを選び、席も自由でどこでもよい、

運動会の出場種目も選択制、生活発表会の演目も選択制。

自由に選んで良いというと、

好きなことだけして、苦手なことはしないんじゃないか、と思うけれど、

好きなこと・得意なことはさらに伸びるし、

「できる」自信がつくと、苦手なことに挑戦する勇気が湧いてきます。

苦手と思っていたことも、挑戦してみたら意外とできて嬉しくなり、

もっと頑張る勇気が湧いてくるという好循環が生まれます。

失敗しても、どうすればできるかを考えるきっかけになります。

毎日毎日、ひとつひとつ、の積み重ねって、

本当に大きな力になります。

 

幼稚園で学んだ「優しいお心」と「挑戦する勇気」を大切に、

これからも、好きなこと・やりたいことに挑戦していってほしいです。

 

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繰り返し読んでいる幡野さんの本。

ここにも「選ぶこと」「失敗すること」が大切と書かれています。

人生は選択の連続で、たくさんの選択をしなければならない。

親に決められたり、友人か誰かの真似をしていたり、

自分で選択すべき機会を奪われたり、逃げたりしていると、

失敗が恐ろしくて、自分で決断できなくなる。

結果、「やりたいことが見つからない」人ができあがる。

 「やりたいことがわかる人」を育てるためには、

日常の小さなところで選び、失敗することの積み重ねが大切。

 

最近、娘が持ち物整理をしている中で、

「いつかするつもりだった塗り絵」が出てきました。

 早速、塗り絵を楽しんでいます。

キャラクターなどの塗る色が決まっている塗り絵より、

自由な配色で塗れる方が楽しいと、娘は言います。

どの色にしようかな…と考えるとワクワクするし、

枠内を綺麗に塗ろうとすると、ものすごく集中できて頭が冴えるらしいです。

 

「自分で塗る色を選ぶ」も、立派な選択です。

なかなか自分で決められない、迷いがちな人は、

お手本のない「塗り絵」を、好きな色で自由に塗っていると、

「選ぶ」練習になって良いかもしれないと、気づきました。

 子どもも大人も、塗り絵は良い遊びに思えてきました。

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