はじまりの日々

「少ないモノで豊かに暮らす」へ向かう日々の足跡

斎藤工さんは、コウジカビ

NHKのSWITCHインタビュー達人達、

斎藤工さんと小倉ヒラクさんの対談が面白かったです。

www.nhk.jp

 

 

発酵という概念に触れたことで

小倉ヒラクさんは、

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急がなくなりました

あと、何かのせいにすることがなくなりました

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と話されていました。

 

デザインの仕事をしていて、

何かを作り出すのは自分だと思っていたけれど、

発酵の世界は、自分で作ってるって言わない、

作っているのは微生物であり自然で、

自分はそのお世話をしている

そのコーディネートをしている、という考え方に触れて、

「作るの自分じゃないんだ!」と衝撃を受けたとのこと。

 

いつも急いでいらいらして、

何かうまくいかないことを、

他人のせいにしたり自分のせいにしたりしていたけれど、

一端自分を脇に置いて、

世界を見られるようになった、とのこと。

 

目に見えるものと目に見えないもの、

大きなものと小さなもの、

昔のものと今のもの、

つながりあって今ある世界は構成されているから、

1個1個分断して分析して見ていくのではなくて、

全体をただ感じたい。

 

小倉ヒラクさんの言葉にはっとしました。

 

 

 

斎藤工さんは、

ほかの番組で発酵の話をされていて、

斎藤さんが紹介されていた本「土と内臓」を読みました。

colorleaves.hatenablog.com



 

斎藤工さん主演の「シン・ウルトラマン」、

ウルトラマンと乳酸菌に共通点がある、

すごく優しさを感じる、と斎藤さんは語ってはりました。

映画作りはぬか漬け作り、チームビルディングである。

 

発酵学、微生物の観点って、

俯瞰して見ることに繋がるから、

たぶん、微生物の世界も人間の社会も同じで、

「良い環境」は共通してるから、

微生物が元気でいることを考えると、

人間の社会も元気になるんじゃないかな。

 

いま、映画界の抱える問題を、

健全な状態にしていきたいと語る斎藤さんは、

発酵の世界での「コウジカビ」的な存在。

 

自分も良い働きをする力もあって、

回りの良さも引き出すことができるのが

「コウジカビ」。

芸能界では、タモリさんもコウジカビ、らしい。

 

発酵の世界に意識が向いているので、

夫が単身赴任になって止まっていたぬか漬けを、

お世話する気になってきました。

 

番組では米五さんのお味噌作りを見学されていました。

米五さんのおみそ、食べてみたいな。

www.misoya.com

 

 

いつも読んでくださりありがとうございます