そろそろ更年期が近づいている私と、
そろそろ初潮が来るであろう娘。
何となくふと気になって、
最近、三砂ちづるさんの本を読んでいます。
「きものは、からだにとてもいい」を読むと、
きもの熱が上がります。
初めて読んだ三砂さんの本は、
「オニババ化する女たち」です。
20代に、
「女性は一生に生理用品を1万個可燃ごみにして燃やす」と、
何かをきっかけで知り、
それまで考えたことなかったけど、
衝撃的な量だから、
少しでも減らしたいと思い、
布ナプキンを使い始めました。
もっと調べていくと、
「月経血コントロール」というものがあると知り、
「オニババ化する女たち」を読みました。
月経血は垂れ流しだから何かで受ける、のではなく、
意識して溜めてトイレで出す、ということ。
きもので生活していた頃は、それが普通だったということ。
月経血コントロールは骨盤底筋が要で、
きものを着ること自体が骨盤底筋トレーニングになっているとのこと。
骨盤底筋が鍛えられていると、
尿漏れのようなトラブルもない。
この本をきっかけに、
完全にできている訳ではないけれど、
月経血をコントロールする意識を持つようになり、
着物の着付け教室へ1年半通いました。
20年近く経って、
着物どころか浴衣も着ていない自分と、
月経血コントロールは意識し続けている自分がいます。
お祝いの席にはきものを着ようと頑張りますが、
普段着にはなかなかできない。
きものを着るのに必要なことは2つだけ。
一つは決意。
着る、と決意すること。
一つは、きものメンターを探すこと。
ほんと、決意よね。
三砂さんの本には、
娘に身体性についてどう伝えていけば良いか、
ヒントがたくさんあります。
「月経は面倒くさい、つらい、受験の時などに邪魔」
「出産は鼻からスイカを出すみたいに痛い、苦しい、授乳はたいへん」
「妊娠出産は女性の人生の妨げ」
「子育ては負担、お金が掛かる」
そんな呪いより、
「月経は生きものとしてすごく良くできたしくみだよ」
「出産も子育ても楽しいよ」
「女のからだを生きることは豊饒だよ」
というメッセージを言い続けたい、と書いてあります。
「更年期もまた、楽しいよ」と書いてあるので、
更年期ってものすごくしんどそうなことばかり聞いてきたけど、
そんな呪いより、楽しいよ、という方を信じたいです。
いつも読んでくださりありがとうございます