はじまりの日々

「少ないモノで豊かに暮らす」へ向かう日々の足跡

春はあけぼの

2/5の日経新聞春秋を読んで、

すごく惹き付けられました。

www.nikkei.com

 

清少納言の「枕草子」って、

 

春はあけぼの

やうやう白くなりゆく

山ぎはすこし明りて

紫だちたる雲の

ほそくたなびきたる

 

から始まる、

日本三大随筆の一つって習い、

暗唱した記憶しかないけれど、

「扉を開けっぱなしで行っちゃう人ってまじで耐えられない」って何?

そんなこと書いてあるの?

と、興味が湧きました。

 

で、読んでみたのが、

小迎裕美子さんの「本日もいとをかし!!枕草子」。

枕草子って、そんなことが書いてあるの?!

あるある…!と共感したり、

ゲスゲス言い過ぎちゃうん?大丈夫?と思ったり、

笑いが止まらなくなったり、

ほんとに面白かったので、

酒井順子さん訳の枕草子も読みました。

(池澤夏樹=個人編集 日本文学全集07)



清水寺や岩清水八幡宮へ行ったり、

賀茂祭(葵祭)のことが書かれてあったり、

千年後の今も、ちゃんとあることがびっくり。

歴史の繋がりの厚みがすごいなぁと改めて感じます。

 

 

ばつが悪いもの。

他の人を呼んでいるのに、自分だと思って出て行ってしまう時。

 

つらそうなもの。

夜泣きとやらをする赤ちゃんの乳母(めのと)。

 

じれったいもの。

急ぎのものを縫うため、うす暗いところで針に糸を通す時。

けれどそれは仕方がないとして、

できそうな人をつかまえて糸を通してもらうにしても、

その人も気がせくからなのか、

すぐには通せないでいるので、

「いやもう、通さなくていいわ」

と言うのだけれど、

それでも「できないはずがない」という顔で立ち去らないのは、

憎らしくさえなってくるのです。

 

 

千年経っても、

共感できることがたくさんあります。

 

 

紫式部が、

紫式部日記」で清少納言の悪口を書いているとか、

いろいろ面白くて、

来年の大河ドラマ「光る君へ」が今から楽しみ。

 

「鎌倉殿の13人」が大好きだった子どもたちは、

続けて「どうする家康」を楽しみにしていましたが、

あんまり面白くない、でも豊豊さんが出てるからと、

しばらくは見ていましたが、

2か月で離脱しました。

来年の大河に期待です。

 

 

 

いつも読んでくださりありがとうございます