6時半過ぎ、起きてきて肌寒く感じる日は、
息子が張り切って、ココアを入れます。
お姉ちゃんのと、自分のマグカップを出し、
1つずつマグカップをはかりに乗せて、
純ココア、きび砂糖を、0.1グラム単位まで気にして計り取り、
だまができないようにお湯で練って、温めた牛乳を注ぐ、
という手順。
飲み終わったあと、
マグの底にココアのだまが残ってる量で、
今日は20点とか、0点とか、98点とか、
自分で点数を付けています。
なんと、今朝は100点‼
だまがない‼
これだけで、ご機嫌に登校しました。
息子がココアを入れると、
ココアも、お砂糖も、牛乳も、だいたいこぼれます。
0.1グラム単位にこだわって、時間を掛けて計量するし、
あれこれいっぱいこぼすけど
(お運び中にお盆の上にココアがこぼれたりもする)、
マグカップをテーブルまで運び、
最後、こぼしたものを拭くところまで、任せます。
幡野広志さんの文章を読んだから、
こぼしても絶対に怒らないし、やりたいことを奪わない。
子育て中の人にとって、
幡野さんの言葉は、大きな道しるべになると感じています。
私自身、子どもの選択を全否定し、
親の選択を押し付ける家庭に育ったから、
自分が選択せずに生きてくると、
大人になったときすごく生きづらくなることが、体験としてわかります。
全否定される兄を側で見てるから、
「親に否定されない選択」をする、ずる賢さを身に付けた分、
ほんとに自分が好きなのか、
否定されないという他者目線を考慮した好きなのか、
全くわからなくて、すごく苦しい時期が長くありました。
だから、自分の子ども達には、同じ生きづらさを抱えてほしくない。
いっぱい自分で選択して、失敗して、
体験、経験を積み重ねていってほしいです。