結婚当初、大量の食器を持っていました。
友人の結婚式の引き出物、結婚祝いに頂いた食器類、
実家や義実家から使いなさいと持たされたもの…
二人の生活にこんなに食器要らないと思いつつ、
でも「もらったものだから捨てられない」と、
身長よりはるかに高い食器棚を買い、
食器を並べていました。
いろんなものを手放し始めると、だんだん食器棚が危険に見えてきました。
突っ張り棒で固定したり、ガラス戸に飛散防止フィルムを貼ったって、
地震が起きたら、私たち怪我するんじゃないか…
大量の食器も、食器棚も要らない。
お祝いで頂いたものを手放すとき、
とりあえずリサイクルショップへ持っていくことにしました。
全く使わず飾るだけだったバカラやティファニーのペアグラスを6セット、
買取価格は、1つ100~150円でした。
その時「ものにはほとんど価値がないんだ」と悟りました。
そりゃそうだ。世の中はものであふれている。
ブランド品だから…流行っているから…お得だから…
ではなく、
本当に自分の価値観に合ったものを少しだけ持つことが、
理想だと思えました。
その後、手放す時は、地域の公民館のリサイクルコーナーに
ブランド品も何でも置き、欲しい方にもらって頂きました。
どんどん手放していくと、
調理台下に収まる量で充分だと分かりました。
しかも調理台下に食器を置くと、子どもも手が届くので、
喉が渇けばコップを出すし、取り皿が必要なら取りに行くし、
何でも自分でできます。
プラスチック製の食器はほぼない(お椀とコップが1つだけ)ので、
雑に扱うと割れるし、実際割れたこともありますが、
それも大事な経験です。
基本的に白か青系の食器を残しましたが、
夫や子どもたちが気に入って使っているものは
ピンクでも黄色でも残しているので、
オシャレでもないし、統一感は全くありません。
でも、背の高い食器棚もいらなくなり、
食洗機を回すより、ささっと手洗いする方が早くなり、
食洗機も手放しました。
今使っている水切りかごは、食洗機上段についていたかご。
水切り用にお箸置きを4ヶ所置いて使っています。
これで充分、家事が回っていきます。