小学3年の娘が幼稚園児の頃、
「買って‼買って‼」攻撃がひどかったのです。
お菓子買って‼ ソフトクリーム買って‼ ガチャガチャしたい‼
クレーンゲームしたい‼ プリキュアのふりかけ買って‼ ……
お買い物に行く度に「買わない‼」とイライラしていました。
今振り返ると、
弟が生まれて、娘なりにストレスがあったのだろうと思いますが、
当時は気づく余裕もなく、
お買い物へ一緒に行きたくないと思っていました。
ふと、自由に使えるおこづかいを始めようか、と思い、
子どものおこづかいについての本を何冊も参考にしながら、
6歳のお誕生月から、おこづかいを始めることにしました。
文具コーナーで娘が選んだおこづかい帳(動物いっぱい柄)を買い、
週100円でスタートしました。
娘への約束は「必ずおこづかい帳に書くこと」。
そして私は「おこづかいの使い方に一切口出ししないこと」。
欲しいものの下調べを手伝ったり、買い物に付き添うことはしても、
娘が考えて、選ぶことを尊重します。
喜んだ娘は、ガチャガチャをしたり、
妖怪ウォッチの戦ったら最後にカードが出るゲーム(?)などに
おこづかいを使いました。
あるとき、幼稚園でよく遊ぶフラフープが欲しいと言い出し、
欲しいものはおこづかいでどうぞ、と言うと、
おこづかいをすぐ使っていたら、
欲しいものができたときに買うお金がない、と気付いたようで、
それからはお金の使い方が変わり、貯めるようになりました。
欲しい青色のフラフープは、どこに売っていて、いくらなのか。
一緒にいくつもお店を回り、値段を調べて、どれにするか悩みました。
2ヶ月貯めたおこづかいでフラフープを買ったときの笑顔は、
本当に喜びでいっぱいでした。
でも、安いフラフープは軽くて長い時間回すのが難しく、
結局、近所の欲しいという小さい子にあげました。
安いものはあまり良くないかもしれない、と、
気づきもあったようです。
小学1年生になってからは、1ヶ月600円にして、
学校で使う鉛筆や消しゴム、習い事の硬筆のサインペンも
おこづかいで買うようにしました。
ノートやクーピーなどはお店へ買いに行きますが、
1本で買いにくい鉛筆や、突然無いことに気づくスティックのり、
硬筆で作品を書くときに必要なフェルトペンなどは、
「お母さん文具店」からも買えるよう準備しています。
小学3年の今は、1ヶ月1000円でやりくりしています。
お年玉も使って、キャスターボードを買ったり、
競技用けん玉や、学校と同じドッジボールを買ったり、
失敗もしつつ、自分で考えて、選んで、買っています。
おこづかい3年目からは、「小学生のこづかいちょう」を使っています。
このノートの素敵なところは、予算と実際とを比べられること、
「人のために」という項目があること。
自分のためばかりでなく、人のためにってすごく大切なことだと思います。
ほぼ使わない月もあります。
6歳になった息子も月400円でおこづかいを始めましたが、
今のところ放置状態です。
おこづかいで買う第1号は何かしら… ちょっと楽しみです。
わが家は、おこづかいは、お手伝いや成績と無関係で、
無条件に定額を渡します。
お手伝いは家族の一員として当たり前のことで、
「ありがとう、助かったよ‼」と言葉で感謝の気持ちを伝えます。
勉強も、誰のためでもない、自分のためにしていることなので、
そこに報酬は発生しないと考えています。
いろんな考え方や方法があると思いますが、
今悩んでいる方の参考になればと思います。