はじまりの日々

「少ないモノで豊かに暮らす」へ向かう日々の足跡

生き方が素敵な人

12月中旬から閉館していた図書館がようやく開館し、

予約したまま受け取れなかった本が、

やっと読めるようになりました。

 

「&Premium 10月号 生き方が素敵な人」。

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私の憧れる方が表紙です。

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中村桂子先生。生命誌研究者。

 

すべての生きものそれぞれがそれぞれらしくあって、

どれが優れているってないのです。

規格なんてどこにもない。

人間もその中のひとつ。

同じ生きものである人間はどう生きたらよいか。

 

すべての生きものに対して、敬意と優しさを持っていらっしゃる方。

www.brh.co.jp

 

「機械は待つ時間をどんどん短くして、

それに慣れてしまったから、

今、みんなせっかちでしょう。

例えば、『ゲノム編集の研究をしているのに、

コロナウイルスのワクチンもすぐ作れないの?』と言われても、

できません。

本当に効くかどうか調べて、実験して、

答えが出るまで待たなきゃいけない。

なぜなら、生きものだから。

時間がかかるんです。

だって、時間をかけることが生きるということではないですか。

時間を短縮しなさい、といったら、

生まれたらすぐ死んでしまうことになります。」

 

「自分が大事と思うことを、

時間をかけて、しっかり積み重ねていくこと。」

 

中村先生の言葉は、大きな道標になります。

 

私がミニマルな生活を心掛けるようになった原点は、

地球環境にあまり負荷を掛けない生き方をしたい、という思いです。

生活を縮小して、物事を合理化することで、

楽になったことがたくさんあります。

それ以上に、電気を使って機械を駆使して、

効率化やもっと楽をすることより、

時間や手間を掛ける生きもの的な部分も大切にしたいし、

買って手放し、買って手放し、を繰り返すより、

資源を浪費せず、必要な分だけ大事に使うことを大切にしたい。 

中村先生の「生命誌」を私なりに考えてたどり着いたことです。

 

生き方が素敵な中村先生を、追いかけていきたい。

 

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