台所で洗い物をしていたら、
息子が「あらいもん、手伝おっか?」と声を掛けてくれました。
洗い物が終わったら、一緒に野球しようと私が言ったので、
お手伝いしたら早く野球ができると思ったのでしょう。
実際には、私一人でする方が早く終わります。
でも、息子の気持ちを受け取って、
「ありがとう、すごく助かる‼」と一緒に洗い物をしました。
以前、食器洗い用合成洗剤を使っていた頃は、
油汚れをしっかり落とすための界面活性剤に、
皮膚の大事な油分も落とされて、子どもの手がガサガサになるし、
ハンドクリーム塗ると嫌がるし、
かといって子どもサイズのゴム手袋もないし、
大人用をはめるとと食器を落とすし、
もう「お手伝いしなくていいよ、大丈夫。」と断っていました。
せっかくのやる気を削いでしまっていました。
固形石鹸にすると、手荒れもないし、
ちょっとぬるぬるする分、慎重に丁寧に食器を扱ってくれます。
やってみる経験ってほんと大事だなと思います。
息子が洗い担当、私がすすぎ担当でしていると、
「あ!これ、ピタゴラスイッチの〈やくわりをわけてばっちり〉と一緒や‼」と
気づいたり、
コップを先に洗い、食器も小さいものから洗うと
すすいでかごに置くときに置きやすい、と気づいたり、
日常にいろんな学びがあります。
娘は私がミシンをかけていると、寄ってきてやりたがります。
ゆっくりとしたスピードなら縫えるので、
長期休暇明けに小学校へ持っていく雑巾は、自分で作るし、
ティッシュケースなど、簡単な小物も作ったりします。
大人がやる方が早い、買ってくる方が楽なことも、
子どもが自分で手を動かす経験として大事にしたい。
いろんなことをシンプルにして、
できた時間は、子どもに寄り添う時間に使いたいと思っています。