二十四節気の雨水を過ぎて初めの大安の日に、娘のお雛さまを出しました。
わが家のお雛さまは、飾るとたたみ半畳分、かさばるお雛さまです。
実家・義実家にとって初孫の娘。
嬉しさと可愛さいっぱいで、両家で準備してくれたお雛さまです。
10年前の初節句に、大きな段ボールで届いたとき、
何でこんなにかさばるものを選ぶの?置くとこないやん‼と、
全く感謝の気持ちを持てなかったし、
毎年お雛さまを出すために、
部屋の荷物を移動させてスペースを作るのも苦痛でした。
娘のお雛さまと息子の兜飾りを出す数ヶ月は、
部屋が狭くなって不便だと思っていたし、
押し入れにしまっている間も、大きな段ボール二箱を
邪魔だと思っていました。
でも、食器棚や本棚などの家具や、押し入れの衣装ケースなど、
どんどんモノを減らしていくと、楽に飾れるようになりました。
飾るときの子どもたちの嬉しそうな顔を見て、
おじいちゃんおばあちゃんと子どもたちを繋ぐものを、
かさばるとか邪魔やとか、思っていた自分が恥ずかしくなりました。
今年も、娘と息子で写真を見ながら、
「これはここかな…」と相談しながら飾ってくれました。
丁寧に、そっと優しく扱う姿に成長を感じました。
数年前は、自分がやる‼とそれぞれ主張して小競り合いになり、
人形をごろんと落とすとか、いろいろありました。
お雛さまにお供えするお菓子やお花も二人で選び、
お花も活けて、ちらし寿司も一緒に作りました。
卵を片手で割る方法を見たところで、
二人とも卵の片手割りをやりたがり、
錦糸卵がたっぷりのちらし寿司になりました。
今は子どもたちが喜んで飾っていますが、
今後もし三段飾りを出すことが難しくなったときには、
娘の考えを尊重しつつ、
男雛女雛だけ飾ることにしてあとは手放すなど、
コンパクト化もかんがえていくかもしれません。