7月末、夫に転勤の打診がありました。
10月から単身赴任、という話で、かなり焦りましたが、
コロナ禍だからと、来年4月に延期になりました。
その4月も、感染拡大の影響で見送られることになり、
来年度も転勤はなさそう…というところに落ち着きました。
来年度の単身赴任がなくなり、ホッとしましたが、
4か月以上、単身赴任で夫が不在の時のことを考えていたから、
思考回路が恐ろしいくらい戻りません。
イメージトレーニングの力って、すごい。
夫のスーツやジャケット、カッターシャツなどを吊っている、
親から押し付けられた婚礼箪笥も、
単身赴任で服を持っていけば、空になって手放せる、とか、
防犯面で不安だから、オートロックのマンションに引っ越したいとか、
あれこれ考えていたことが、全てないことになる衝撃。
でも、引っ越すかもしれないからと、
もう遊んでいないおもちゃや読まない本なども手放して、
全体的に家の中のものが減ったし、
夫が一人暮らしでも回る簡素化した家事を考えたり、
(食事メニューの定番化など)
良いこともたくさんあります。
家族揃って同じ時間を過ごせる「今」を、大切にするようになりました。
「今」できることを大切にする、
ピントが「今」に合うって、こういうことなのだ、と実感しました。
夫とも、子どもとも、一緒にいることは当たり前じゃない、
単身赴任はなくなったけど、
事故に遭うかもしれないし、災害が起こるかもしれない。
この感覚は、ずっと心に残っていくように思います。