年の瀬、30日午後から
義実家へ帰省しました。
義母が亡くなって10年。
夫はひとりっ子なので、
義父はひとり暮らしです。
義実家で過ごすときは、
夫と一緒に台所に立ちます。
義実家の台所は、
私にとっては「人のおうちの台所」、
いろいろものも多いし、
何年経っても、
どれを使えば良いのか分からないから、
夫に訊きながら料理します。
コロナ前は、
元日の晩に親戚15人ほどで集まっていたので、
フルおせちを作っていました。
かつては、
義母がいないとおせちも作るのも大変でしょう、
一緒に作りましょうという、
(余計な)お気遣いもあって、
夫の従姉のおうちへ私だけが行き、
なぜか2人で4~5軒分のおせちを作るという、
苦行の時代も数年ありました。
(従姉さんが自宅用以外に夫さんのご実家などに作ってはった)
コロナ禍を経て、
子どもたちも大きくなり、
夫の親戚で集まることもなくなったので、
私の実家へ、はしご帰省できるようになり、
おせちも簡素化しました。
元日の午後には実家へ移動するので、
食べきりサイズ、
おせちは「祝肴三種」あればいいやん、
あとは好物を作ります、という思いです。
お雑煮は「文化」だと思っているので、
夫のおうちのお雑煮レシピで作ります。
実家へ帰ると、
母が既にあれこれ作っていたので、
娘と共にお重に詰めました。
「身体がしんどいやろうから作らなくていいよ」と私が言っても、
せっせと作る母。
そして、
「立ちっぱなしやったから腰が痛い、腰が痛い」と言う母。
コロナ禍で出歩くことが激減し、
足腰の筋力が落ちてしまい、
歩くことが困難になっていることを見て、
昨年帰省後すぐ、杖を送ったことを思い出しました。
お雑煮は、母に指示を仰ぎ、
娘と二人で作りました。
帰省中、
孫にすき焼きやハンバーグ、唐揚げなどを作る予定で
既に食材は買い込まれていたので、
腰の痛みが治らない母に指示を仰ぎながら、
私がせっせと作りました。
なんでフライパンが6つもあるねん!と思いつつ、
でも人のおうちの台所だから口出しせずに、
「どのフライパン使ったらいい?」とだけ訊く。
年老いていく親に、
孫と過ごす時間をできるだけ作りたいと思うし、
あと何回集まることができるかも分からないから、
えいっと頑張る年末年始。
母に「何も作らなくていい、買えばいい」と、
料理をすることを取り上げると、
きっと痴呆が出てきたりすると思うから、
疲れすぎない程度に、
「棒だらとお煮しめだけ」など、
ダウンサイジングを提案してみようか。
そして、
人のおうちの台所より、
自分のおうちの台所が使いやすい、
ものは絶対少ない方が良いと実感した
年末年始でした。
いつも読んでくださりありがとうございます